私の未来は私が決める 〜prologue〜


こんにちは。yuです。そろそろ梅雨入りしそうですね。




突然ですが、
あなたの10年前の将来の夢は、何でしたか?
そしてそのきっかけは何でしたか?




私は、中学生の頃から、「研究で生計を立てていきたい」と漠然と思っていました。


研究職という、面識もなくなんだかつかみどころのない職業のことを認識させてくれたのは、当時の担任や両親という他者ではありましたが、考えれば考えるほど、この仕事は私にぴったりなように思えていました。

・「人間のことを知りたい」という欲求があること。
・独創的で深く考えられること。
(当時は、周りと考えが異なったり考えすぎるという自分の性質に不安を覚えていたので、それを長所として認めてもらえた時、承認欲求がものすごく満たされました)
マルチタスクは苦手な代わりに、自分の興味のあることへの一点集中ができること。

自分のしたいことができ、性格にもあっている。
そして、「カッコいい(男性と張り合える)女の人になりたい」という理想もみたす職業だと思っていました。
いや、今でもちょっと思っています。友人から「研究者の方が向いている」「普通の仕事は向いてないでしょ」なんて言われることもあります。


逆に言えば、私には普通のサラリーウーマンには惹かれなかったし、適応できないと思っていました。(今でも思っています)
自分は結婚しちゃいけない人間だ、それなら1人でしかできない仕事をしたい、突っ走ってそのまま死んでやりたいなんてことも思っていました。(今でもちょびっとだけ思っています)

その頃の私は最高にトガッていてガッツもあって、「ただの変人じゃ終わらせないからな」みたいな気持ちもありました。


その後も、その夢を念頭に置き続け、浪人してまで京都大学に来たのです。
「研究者」という未来を考えていなければ、私はここまでこの大学に固執しなかったかもしれないし、体育会の部活にも入っていなかったかもしれません。(どうせこの先は勉強ばっかりなんだから、最後にそれ以外のことに打ち込んでいたいと思っていたりもしたのです。それがなかったら、留学したりもうちょっとしっかり勉強できる場所を選んでいたんじゃないかな)


でも、悲しいことに、滑稽なことに、「研究したい」だけが一人歩きしていて、私自身は変化していました。私の中でもっと大事なものができてました。


ふと、「これ、私が本当にやりたいことなんだろうか?」という感情が湧きはじめ、疑いが黒になったのが冬頃のことです。



おそらく、私の中の価値観はちょっとずつちょっとずつ変わっていたのに、1つの夢にしがみついて、気づいていなかったんだと思います。もしくは、気づかないふりをしていた。今更別の進路をとることが、周りの人に揶揄されることが、怖くて。


実は、就職するとはっきり決められたのは、友人に「死ぬまでにやりたいこと100」を書いて見ることを勧められたからです。
書いてみて、「あ、私はもうどう考えたって、研究ではなく社会に出て働きたいんだ」ということがはっきりしました。

そして、就活をしていく中で、何人かの方から、やりたいことより自分の目標やなりたい自分について考えることが大切、ということを言われました。
そこで、今一度、私は何者になりたいのか、はっきりさせることにしました。



案外、私の欲しい未来はすぐに言葉になりました。


それは、
大人っていいな、大人も悪くないなって思ってもらえる大人になること



たぶん、共感してくれる人もいると信じているんですけど、「何それ?」って人の方が多いと思います。漠然としてるし。
次は、これについて細かく見ていきたいと思います。